春から夏になるこの時期、
慌ただしく予防に駆け巡ってませんか?
そもそも予防って何でするのでしょうか。
ただ「やらなきゃ!」って想いだけで行動してませんか?
正直なところ、健康な場合は一番お金がかかるところです。
もう一度、何故予防が必要かおさらいしましょう。
とても噛み砕いて説明します。
簡単に言えば命に関する病気を引き起こすことがある!ものは予防が存在します。
「今まで予防してないけど、病気したことないよ?」
たまたまかも知れませんよ。
東京など大都会と違い、まだまだ予防が必要な病気が多いのが地方都市です。
またこのブログを読んで頂いた皆さん!
説明義務が発生してますよ〜ご近所さんにも説明してあげて下さい。
長くなりましたが、お付き合い下さいませ。
<フィラリア症>;蚊に噛まれてかかる病気です。
香川県の場合、野ざらしではほぼ感染します。
室内飼いでも飼い主様と家に入ってくるケースなど蚊に噛まれる可能性はあります。
何が問題か?
発症レベルまでいくと心臓病や多臓器不全などを引き起こし、治療も困難だからです。
いわゆる「死」を意識するレベルです。
私の実家の犬も昔これで亡くなりました。
どんな事情があれ、これだけは最低限予防して下さいm(__)m
ちなみに猫、フェレットもフィラリア症は存在します。
発症しにくいですが、発症=重症かつ調べる方法がなかなか無く難しい病気です。
犬同様に猫、フェレットでもフィラリア症予防は必須です。
<マダニ>;おもに草むらに生息し、葉の先でターゲットがくるのを待ち構えています。
動物が近づけば温度センサーで、動物を感知、そして寄生されます。
こちらもとても多いです。
室内飼いでもやはり飼い主様にくっつき、室内に入る可能性が否定できません。
何が問題か?
血を吸われて貧血… それはあまり多くありません。問題は。。。
人では殺人ウイルス(SFTSウイルス)を運ぶとして有名ですね。もうお忘れですか?
マスコミは話題性が消えるとすぐ取り扱わなくなりますが、未だに死者は増えています。
犬では圧倒的にこちら!!「バベシア症」です!
血液に寄生し、貧血を起こします。無治療では死に至らしめられることも多い病気です。
香川県はこのバベシア症がとても多い地域です。
マダニも確実に予防しましょう!
いままでウサギ・猫・犬でマダニ寄生は経験しました。
<ノミ>;おもに動物に寄生し、接触や寝床などを介して寄生します。
猫に多いイメージですが、犬、フェレット、ウサギ、ハムスターで経験があります。
何が問題か?
寄生によるアレルギー、吸血、またノミも寄生虫を媒介します。
こちらは主にお腹の寄生虫です。あまり重症化はしません。
マダニ駆除を行えば、必然的にこちらも駆除できる予防薬が多いです。
<狂犬病予防>;犬同士に狂犬病ウイルスが蔓延るのを阻止し、人へ感染する機会をなくす。
人類を狂犬病の侵入から守るための注射です。
ですので厚生労働省の管轄で、飼主に義務化されています。
鑑札や済票は迷子札代わりになります。しっかり首輪につけ、迷子からの殺処分を一頭でも減らしましょう。
<混合ワクチン>;狂犬病予防と違い、動物自身のためにする注射です。
動物を感染症から守ります。若い動物、高齢動物ほど大事なものです。
これだけ接種されていても、たまにこれらの感染症の診察をする機会があります。
犬、猫、フェレットでワクチンをうつ必要があります。