転記ですが、むむむ…これは…
画像は北海道胆振振興局HPより
以下全文
犬のふんからエキノコックス卵…愛知まで南下?
読売新聞 4月8日(火)12時43分配信
愛知県は8日、同県阿久比町で捕獲された犬のふんから、寄生虫「エキノコックス」の卵が見つかったと発表した。
エキノコックスは、国内では主に北海道に生息しており、犬のエキノコックス症としては、今回が最南端という。同県は、感染した犬が北海道から持ち込まれた可能性があるとみて調べている。
同県健康対策課によると、犬は雑種のオスで、3月11日に同町矢高の山中で捕獲された。今月4日、ふんを調べた地元の動物病院の獣医師がエキノコックス症と診断し、県に届け出た。犬は殺処分され、他の犬への感染は確認されていない。
エキノコックスは人と動物に共通する感染症で、肝臓や肺に寄生し、重症の場合は肝不全などの障害を引き起こすことがある。北海道では毎年10~20人の患者が報告されているが、人から人への感染はない。
以上転記終わり
あまりなじみが無いかもしれませんが、多包条虫といってサナダムシの仲間です。1番怖い症例をひとつ。発症した場合、肝臓にシスト(嚢包)をつくりその中にたくさんの寄生虫がわく考えただけで怖い病気です。肝臓が悪い症状で気づき、検査で肝臓にしこりがあると判明。お腹をあけてみると・・・
実は怖い理由はもう一つ。犬は発症しないとされます。あくまで犬の中にはいるだけで、糞などに排出され、それを触った人にうつる病気です。なので多くは動物は無症状です。
北海道では野生化したアライグマやキタキツネが広めたといわれますが、南下してきたとなると交通の発達している昨今、どこでどう広まるかわかりませんね。もしかすると思った以上に蔓延しているかも。状況を悪化させないために犬の定期駆虫が必要と思われます。