ノミダニ予防

「ちょっと気が早いんじゃないか?」と思われる話題ですが、、、

飼い主様から問い合わせがありましたので
アシル動物病院でのノミダニ予防への考え方をご説明します。

概要を説明しますので、詳しくは診察時にでも。

ノミダニ予防薬使用期間;4月中〜下旬に開始10月下旬もしくは11月上旬まで
一般的にノミは薬に弱く、ダニは薬に強いことが多いので
両方をカバーするにはフィラリア薬と投与日をずらし、月一回行います。

ただし、これは外部環境(お家の外)でのノミやダニの生存状況に基づいたもので
一度でもお家の中に、ノミかダニを招き入れてしまった場合は完全駆除が難しくなります。
何故なら、お家が快適なため絨毯や毛布に潜り、越冬できるからです。
また動物の体に寄生したままいるノミも越冬します。

ではどうするか?

ノミダニが一度でも寄生する前に予防を行う、続けることが重要です。
寄生してしまった場合。あせる必要はありません。定期的に駆虫を行えばいいのです。

ノミダニが一番怖いのは感染症を媒介することです。
 ・SFTS(重症熱性血小板減少症候群);人で発見増加中、動物では不明
 ・犬のバベシア症(血液の寄生虫);予防することで感染リスクを大きく下げられる
 ・瓜実条虫症(お腹の寄生虫);ノミが媒介
 など、これ以外にもたくさんあります。
ノミダニアレルギーもあります。
寄生されすぎると貧血を起こす可能性もあります。

でも上記の病気に無縁でも、ノミやダニが寄生しているのは気分が悪いですよね。
寄生虫がつき、痒みなどでイライラしていると思うと、かわいそうですよね。

当院では、従来通りの動物病院専用品を販売しておりますし
院内で滴下することで一回あたりのコストを抑える方法も用意しております。
ただし、他の予防と同じ日にできませんのでご留意下さい。

お気軽にご相談下さい。
☎︎087-886-2300

高田